オンラインカジノは違法なのか、それとも合法なのか。この点は利用を検討する多くの人が最初に気になるポイントです。
海外では合法的に運営されているサービスも多く「問題ないのでは?」と感じる人も少なくありません。
しかし、日本では事情が少し異なります。
本記事では、オンラインカジノの違法性について、日本の法律や実際の事例をもとに整理しながら、現在の法的リスクをわかりやすく解説します。
オンラインカジノは違法?合法?【結論】
結論から言うと、日本ではオンラインカジノは違法と判断される可能性が高いとされています。
日本の刑法では賭博行為が原則として禁止されており、この考え方はインターネット上のオンラインカジノにも適用されると解釈されています。
「グレーゾーン」と言われることもありますが、リスクのある行為と認識されつつあります。
なぜオンラインカジノは違法とされるのか
海外では合法とされているオンラインカジノが、日本では違法と判断される可能性があるのでしょうか。ここでは、日本の法律の考え方をもとに、その理由を解説します。
日本の賭博罪の考え方
日本の刑法では、金銭などを賭ける行為は原則として禁止されています。これは対面の賭博だけでなく、インターネット上の行為にも適用されると考えられています。
海外で合法でも日本では別問題
オンラインカジノの多くは海外でライセンスを取得し、現地では合法的に運営されています。
しかし、日本の法律は「どこで運営されているか」ではなく、「どこから賭博を行ったか」が重視されます。
そのため、日本国内からアクセスしてプレイした場合、賭博と判断される可能性があります。
オンラインカジノはいつから違法なのか
最も古いオンラインカジノは1996年に創立されたインターカジノ(ベラジョングループ)と言われています。その後、1997年に日本語に完全対応したインペリアルカジノがスタートしました。(インペリアルカジノは2020年に終了)
日本の法律は、オフショアで運営されているインターネットオンラインカジノは、合法とも違法ともはっきりとしない状況が続いていました。
近年はオンラインカジノの利用者増加に伴い、「違法となる可能性がある」という認識が広く知られるようになってきました。
オンラインカジノを日本から利用するとどうなる?
日本国内からアクセスしてプレイした場合には、法律上のリスクが生じる可能性があります。ここでは、実際にどのようなリスクがあるのか、よくある疑問とあわせて分かりやすく解説していきます。
逮捕される可能性はある?
必ず逮捕されるわけではありませんが、実際に摘発された事例は存在します。そのためリスクがゼロとは言えません。
少額なら問題ないのか
賭博罪は金額の大小に関係なく成立する可能性があります。
実際の摘発事例
これまでにオンラインカジノを巡る摘発は報道されています。
- 利用者が賭博罪で検挙されたケース
- 配信者や広告関係者が摘発されたケース
なぜ検挙される人とされない人がいるのか?
検挙に至る背景にはさまざまな要因がありますが、多くはSNSやブログ、配信などで実名やアカウントを公開し、利用実態が把握されるようです。
なお、警察がオンラインカジノに対して顧客情報の提出を求めたという事例は、業界でも聞いたことはありません。
また、「仮に提出を求められた場合に応じる義務があるのか」について弁護士に確認したところ、オンラインカジノ側も拒否する権利があるようですが、マネーロンダリングやテロ関連などの重大な犯罪に関わる場合のみ、インターポールなどの国際的な枠組みを通じて情報提供が求められる可能性があり、その際には応じる義務が生じると言われました。
不起訴となるケース
すべてのケースで処罰されるわけではなく、不起訴となった事例も存在します。
日本で初めてオンラインカジノプレイヤーが3人逮捕されたスマートライブカジノでは、2人は略式命令を受け入れ有罪が確定しましたが、1人は裁判で争う姿勢をみせ不起訴となりました。
なぜ競馬やパチンコは合法なのか
ここで多くの人が疑問に感じるのが、「なぜオンラインカジノはダメで、他のギャンブルはOKなのか」という点です。
公営ギャンブルは法律で認められている
競馬や競輪、スポーツくじなどは、競馬法やスポーツ振興投票の実施等に関する法律などの法律によって特別に認められています。
国や自治体が関与し、制度として運営されている点が特徴です。
パチンコは賭博ではないという扱い
パチンコは三店方式と呼ばれる仕組みによって、直接的な賭博ではないという形で運営されています。
totoはOKでスポーツベットがNGな理由
totoは法律に基づいて運営される制度ですが、海外のスポーツベッティングは日本では同様に扱われていません。
仕組み自体は似ていると感じる人もいますが、現在の法制度では別物として区別されています。
制度として見ると何が違うのか
整理すると、主な違いは以下の点です。
- 法律で明確に認められているか
- 国や自治体が関与しているか
- 資金の流れが制度として管理されているか
つまり、仕組みの違いというより、「法律上許可されているかどうか」が大きなポイントになります。
この違いに疑問を持つ人もいるが
一見すると違いがとても分かりにくいのが実情です。
海外のライセンスの方がプレイヤーを守るという点において規制が厳しかったりします。ほかのライセンスに比べ規制が緩いと言われているキュラソーライセンスですら、最近はオランダの圧力により規制が厳しくなってきています。
業界人としては、今後IRによりランドベースカジノを入れるのであれば、早くオンラインカジノやスポーツブックの枠組みを制定してくれればと思います。
安全に遊ぶ方法はあるのか?
結論として、日本国内からオンラインカジノを利用する場合、法的リスクを完全に避ける方法はありません。
ただし、リスクの内容を理解したうえでどう判断するかは、人によって分かれる部分でもあります。
リスクを理解した上での選択
ここからは、一般的な考え方としての整理です。
リスク前提で判断する
オンラインカジノは「グレーだから大丈夫」と考えるのではなく、リスクがある前提で判断することが重要です。
利用を検討する場合に見られるポイント
利用を検討する人が確認する要素としては、
- SNSなどで本名でプレイしていると公表しない
- 銀行送金を利用しない
ことです。そのほかには「安全かつ匿名性の高い入出金方法を利用する」ことや「高額な勝利金が出た場合には税金申告をしておく」ことがあげられます。
リスクはあるのに、なぜオンラインカジノをプレイするのか?
上記にも書いたように、日本からのプレイにはリスクがあります。しかしオンラインカジノ利用は330万人以上とも言われており、多くの人がオンラインカジノをプレイしています。
プレイヤーへの還元率が高い
還元率とは、プレイヤーが賭けた金額に対し、どのくらいの配当が戻ってくるかの割合です。数字が高いほどプレイヤーへの払戻金は高くなります。
公営ギャンブルの還元率
- 競馬:70〜80%
- 宝くじ:45〜47%
- スポーツ振興くじ(toto):50%
オンラインカジノの還元率
- ブラックジャック:99%〜101%
- バカラ:98%〜99%
- ルーレット:97%〜99%
- スロット:94%〜97%
勝利金が桁違い
オンラインカジノにはジャックポットゲームがあり、当たると億超えをするスロットが多くあります。高額勝利金を当てた人がみんな公表している訳ではないので、ここでは一部の日本人ユーザーの経験です。
100円の賭け金から、1億7787万円を当てる
2018年マイクロゲームの老舗ジャックポット「メガムーラ」で、日本人プレイヤーが1億7,787万円を当てました。プレイをはじめてわずか40分後、賭け金はたったの100円。
1億6,000万円のジャックポット
ジパングカジノグループの「ラッキーベイビーカジノ」でゴールドラリーをプレイしていた日本人プレイヤーが当時のレートtで1億6,000万円のジャックポットを当てました。
8,000万円のジャックポット
ジパングカジノで同じくゴールドラリーをプレイしていた日本人プレイヤーはプレイを初めて1回目のスピンで8千万円のジャックポットを獲得しました。
競馬の場合:同じ馬が勝利しても海外のスポーツブックの方が配当金が高い
一般的に、ブックメーカーが提供する競馬の還元率は約90〜95%以上に対し、JRAは約70〜80%。
日本は多数の人が賭けた馬が勝った場合は配当金が少なくなりますが、海外のブックメーカーは固定オッズを採用しており、何人賭けようが払戻金が変わらないために起こります。(つまりプレイヤーに有利なシステムです。)
まとめ:最終的には理解した上での判断
- 日本からの利用には法的リスクがある
- 制度上、他のギャンブルとは明確に区別されている
- 「知らずに利用する」ことがリスクが高い
重要なのは、仕組みではなく現在のルールを理解することです。
そのうえで、自分にとって許容できるリスクかどうかを考え、慎重に判断する必要があります。
よくある質問(FAQ)
海外のオンラインカジノなら合法?
日本から利用する場合は別問題とされます。
無料版なら問題ない?
金銭の賭けが伴わない場合はギャンブルにならないため、安全とされています。
捕まる可能性はどれくらい?
ケースによりますが、摘発事例があります。



